チェレスタ協奏曲 ト短調 - 岡崎 恵 シンフォニー・ツィクルス
えー、超久しぶりのシンフォニー・ツィクルスですが、今回は交響曲ではなく、協奏曲……コンツェルトです。今のところ岡崎唯一のコンツェルト、「チェレスタ協奏曲 ト短調」 です。
チェレスタといえば、チャイコフスキーのバレエ曲 「くるみ割り人形」 の中の 「こんぺいとうの踊り」 という曲が有名ですね。小さなピアノ形の鍵盤楽器ですが、しかし実は打楽器です。鍵盤を押すと、ピアノなら弦を引っ掻いて音を鳴らしますが、チェレスタは音階に合わせてサイジングした金属の板を叩いて音を鳴らします。なので、鉄琴 (グロッケンシュピール) に似た冷たい金属音が奏でられるのです。
岡崎(=はぁも)は、WEB作曲家を始めた 1997年頃から、このチェレスタを作曲でよく使ってました。この 「チェレスタ協奏曲」 は、そのチェレスタワークの集大成的な作品です。
では ↓ は本家HPからの転載文です。
チェレスタ協奏曲 ト短調 (全5楽章 27分37秒: 2003年1月~7月)
ホームページ「K's FACTORY」の開設5周年を数えた 2003年1月、ちょうど来訪者カウンタが5万に達した。記念すべき5万人目のアクセス者となった Pascal氏のリクエストを受け、記念の曲を作曲し、彼に献呈する企画として、2003年1月末に作曲を開始、 同年7月に第4・5楽章を公開して全曲完成した。
チェレスタ独奏と小管弦楽のために書かれているが、編成は2管編成、金管はホルンしか用いていない。なお、後半の第3楽章から第5楽章までは、切れ目無しに続けて演奏される。
第1楽章: Allegro moderato 演奏時間: 5'46
ト短調の簡単なソナタ形式。チェレスタの流れるような、それでいて民謡調のどこか哀愁を帯びた主題で、単純なソナタが構成される。

第2楽章: Allegro scherzando 演奏時間: 6'30
「スケルツァンド」となっているが、こちらが実質的な第1楽章のような様相となっている。溌剌きびきびとした序奏を経て、独奏チェレスタにおどけたようなニ長調の主題が表れ、それに弦が絡んで、楽しく展開していく。

第3楽章: Adagio 演奏時間: 5'44
再び民謡調の単純な三部形式による緩徐楽章。これはまるでマーラーの交響曲第3番第4楽章のような、模糊とした始まり方である。
第4楽章: Moderato maestoso 演奏時間: 3'14
チェレスタのカデンツァのみの楽章。だが合いの手としてトライアングルが参加し、シンバルも1打のみ参加する。第3楽章の主題を展開しながら、トライアングルとの絶妙な駆けあいを演じ、アッタッカで第5楽章に続く。
第5楽章: Finale, Allegro animato 演奏時間: 6'22 (3つの楽章通奏 15'21)
最初はニ長調だが、次第にト長調に変容するロンド形式の終曲。ここではシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第2番を下敷きにしながら、豪華絢爛たるロンドが繰り広げられる。最後はチェレスタ主導の堂々たるグランドフィナーレとなって、輝かしく終わる。

チェレスタといえば、チャイコフスキーのバレエ曲 「くるみ割り人形」 の中の 「こんぺいとうの踊り」 という曲が有名ですね。小さなピアノ形の鍵盤楽器ですが、しかし実は打楽器です。鍵盤を押すと、ピアノなら弦を引っ掻いて音を鳴らしますが、チェレスタは音階に合わせてサイジングした金属の板を叩いて音を鳴らします。なので、鉄琴 (グロッケンシュピール) に似た冷たい金属音が奏でられるのです。
岡崎(=はぁも)は、WEB作曲家を始めた 1997年頃から、このチェレスタを作曲でよく使ってました。この 「チェレスタ協奏曲」 は、そのチェレスタワークの集大成的な作品です。
では ↓ は本家HPからの転載文です。
チェレスタ協奏曲 ト短調 (全5楽章 27分37秒: 2003年1月~7月)
ホームページ「K's FACTORY」の開設5周年を数えた 2003年1月、ちょうど来訪者カウンタが5万に達した。記念すべき5万人目のアクセス者となった Pascal氏のリクエストを受け、記念の曲を作曲し、彼に献呈する企画として、2003年1月末に作曲を開始、 同年7月に第4・5楽章を公開して全曲完成した。
チェレスタ独奏と小管弦楽のために書かれているが、編成は2管編成、金管はホルンしか用いていない。なお、後半の第3楽章から第5楽章までは、切れ目無しに続けて演奏される。
第1楽章: Allegro moderato 演奏時間: 5'46
ト短調の簡単なソナタ形式。チェレスタの流れるような、それでいて民謡調のどこか哀愁を帯びた主題で、単純なソナタが構成される。

第2楽章: Allegro scherzando 演奏時間: 6'30
「スケルツァンド」となっているが、こちらが実質的な第1楽章のような様相となっている。溌剌きびきびとした序奏を経て、独奏チェレスタにおどけたようなニ長調の主題が表れ、それに弦が絡んで、楽しく展開していく。

第3楽章: Adagio 演奏時間: 5'44
再び民謡調の単純な三部形式による緩徐楽章。これはまるでマーラーの交響曲第3番第4楽章のような、模糊とした始まり方である。
第4楽章: Moderato maestoso 演奏時間: 3'14
チェレスタのカデンツァのみの楽章。だが合いの手としてトライアングルが参加し、シンバルも1打のみ参加する。第3楽章の主題を展開しながら、トライアングルとの絶妙な駆けあいを演じ、アッタッカで第5楽章に続く。
第5楽章: Finale, Allegro animato 演奏時間: 6'22 (3つの楽章通奏 15'21)
最初はニ長調だが、次第にト長調に変容するロンド形式の終曲。ここではシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第2番を下敷きにしながら、豪華絢爛たるロンドが繰り広げられる。最後はチェレスタ主導の堂々たるグランドフィナーレとなって、輝かしく終わる。

コメント
コメントの投稿